【図で見るDX②】日本の中小企業が取り入れるDX戦略の現状~キャプテラのプレスリリースより

日本の中小企業が取り入れるDX戦略の現状

【図で見るDX①】に続き、日本の中小企業で働く経営者、管理職、社員の269名にアンケート調査したレポートをお届けします。今回は、デジタル戦略の具体的な取り組みや主に利用されているプラットフォーム、今後の投資の見込みなどについて紹介しています。

前回のレポート記事はこちら≫【図で見るDX①】日本の中小企業勤務者が思うDXの現状~キャプテラのプレスリリースより

アンケート調査実施:キャプテラ

※アンケート対象について(キャプテラ ブログより

デジタル戦略を実行している250人規模までの中小企業にお勤めの方で、自社のデジタル戦略の立案や実施に携わっているか、現状を把握していることを条件として回答を依頼。有効回答者269名のうち44%が会社の経営者、54%はフルタイムの正社員 (残りは非正規雇用者) 。

中小企業にとって「何がデジタル戦略に役立っているか?」


デジタル戦略が1番役に立っていると中小企業が感じるのは、コミュニケーションに関わる業務

自社のデジタル戦略において役に立っているのは、「顧客とのつながり」「より効率的なカスタマーサービス」という回答がそれぞれ4割を獲得しており、顧客との接点を重視しているのがわかります。その関連で、「データのマーケ・営業活用」の回答も高いのはうなずけます。

一方でDXの目的の一つである、ビジネスの拡大(「ビジネス指標の測定」17%、「多チャネル化による販売機会拡大」14%)や、「製品・サービスの展開」は23%とマークしています。

キャプテラは、「集客や販路に関わる領域には、デジタル化を定着させるべき余地があると言える」とコメントしています。

中小企業の情報発信の現状

顧客との接点強化に欠かせない「デジタルプレゼンス(オンライン上での存在)」を上げるには

顧客との接点強化や、自社のビジネスをオンライン上でアピールするために、情報発信は欠かせません。

毎日更新されるプラットフォームの上位は、「ソーシャルメディア 16%」「レビューページ(口コミへの返信)15%」という結果でした。
「自社Webサイト」は更新の頻度に関わらず、87%が公開・活用しています。
顧客とのコミュニケーションにおいて、キャプテラは「即時性が求められる口コミやSNSはこまめに活用しするなど、用途によって媒体を使い分けていると考えられる」としています。

デジタル戦略における取り組みの重要度

最も重要視されている取り組みは「データ収集」

デジタル戦略において、日本の中小企業が重要視している取り組みのトップ3は下記の通りです。

  1. データ収集 (78%)
  2. クラウドソフトウェア (71%)
  3. メールマーケティング (70%)

DXの目的である、ビジネス拡大や製品・サービスへの展開に関わる「データ収集」「クラウドソフトウェア」について、重要視していることがわかります。また、ここまでのアンケート調査結果にあった「自社のデジタル戦略は顧客とのつながりに役立っている」とリンクする「メールマーケティング」がランクインしました。

DXを推進する上で、データ活用は切り離すことはできません。DX推進におけるデータ活用の重要性と、データ活用によって得られる効果や、DXを推進した事例などを紹介した記事も参照ください。

DXを推進するうえでなぜデータ活用が重要?その関係と効果とは

デジタル戦略への投資に意欲

9割以上が今後2年間デジタル戦略への投資を継続する認識と回答

2018年に公表された一番最初のDXレポートにある「2025年の崖」まで、あと2年ほどとなりました。今後2年間で自社のデジタル戦略への投資額が、どう変化していくと思うかという質問では、9割以上が投資を続けるという回答が得られました。

  • 増加する (44%)
  • 変わらない (49%)
  • 減少する (7%)

キャプテラでは「増加する」と回答した理由について、下記の通りコメントしています。

「増加する」と回答したコメント

● 戦略を策定中であり、完全に導入するまでにさらなる投資が必要となるから (48%)
● 現在の戦略を調整しており、そのために更なる投資が必要だから (23%)
● 現在の戦略は成功しており、投資を増やすことで収益増が期待できるから (22%)
● スタッフの増員が必要だから (7%)


現在の戦略が「成功している」と評価する回答者は22%に留まっているものの、大半の中小企業はビジネスのデジタル化を「進行中」のプロセスとみなしていることが分かります。つまり、短期的な見返りを求めず、長い目で見て努力をし続ける姿勢がうかがえます。

第2弾レポートは以上です。今後もDXGOでは、「DX推進の今」がわかる調査結果やレポートを取り上げていきます。

キャプテラについて

Gartner Digital Marketsが運営するCapterra(キャプテラ)は、SaaS / ソフトウェア製品を料金や機能で比較できる無料のレビューサイトです。2008年にビジネスソフトウェアのサイトとしては初となるユーザーレビューの掲載を始め、以来日本企業 の最適なソフトウェア選びをサポートしてきました。 様々なトピックに関する独自のリサーチを定期的に行っています。

ウェブサイト:https://www.capterra.jp/