DEVELOPMENT STORY

2004年、当時まだ存在しなかった
「WEBブラウザの自動化」
なぜ、そこに目をつけたのか?

2004年、まだ世の中に「自動化」という
発想がなかった時代。
ユーザックシステムはいち早く
「WEBブラウザの自動化」を実現した。

「なぜ、この技術に目をつけたのか?」
「なぜ、それを実現できたのか?」

その答えはユーザックシステムの
歩みとともにあった。


PROLOGUE
ビジネスとコンピューター

1980年〜

表計算ソフト搭載の
コンピューター

APPLE社が1977年に販売したAPPLEⅡは、
キーボードなどを搭載した世界初の個人向けコンピューター(PC)。
表計算ソフトが使用できることから、確定申告にも広く使われ、
ビジネスの現場でも活躍するようになった。

時代は、20年ほど進み ビジネスにおけるあらゆる作業が電子化。いまや、PCなしのビジネスは考えられない状況に。


第1章
受発注をITで効率化する

2003年

元々は…

電話、ファックス、郵送を使って受発注を行い、
注文書や請求書を個別に処理。

EDIの登場!

EDI以後

受発注、請求や支払いが簡略化。
注文数を入力するだけで受発注業務が完了

要するに

企業間の商取引も電子化し、
EDI(電子データ交換)と呼ばれる
システムによって
業務が大幅に効率化された。

※EDIは、企業間の商取引業務を電子化し、業務効率化やコスト削減を可能にする仕組みのこと。当初のEDIは、電話回線を利用し、専用ソフトをインストールして利用していた。

さらに、通信技術の発展とともに
「EDI」から「WebEDI」へ

これまで電話回線を使っていたEDI。
売り手と買い手を専用回線で接続することで、
処理の画一化を行っていた。

しかし!

電話回線を利用するEDIは通信速度が遅く
画像を送ることができないアナログなもの。

そして、日本における固定電話回線は
順次廃止していく流れであった。

そこで登場したのが…

インターネット回線を使って、
ブラウザ上で起動できるWebEDI

こうして、企業間取引のWeb化によりWebEDIは流通業界に大きな変革が起きた

だが、次第にWebEDIを
導入した
ユーザーから
声が上がるようになった…

自社の注文データの有無に関わらず、
毎日受注先のWebサイトにアクセスしてデータを取り込む作業は、
貴重な人力と多大な時間を要する。

取引先ごとにIDやパスワードを発行しなければならないし、
サイトごとに操作手順が異なるので、人的なミスが増加する。

つまり、WebEDIの課題は…

こうしたユーザーの声を耳にするなかで、ユーザックシステムのある社員が課題解決に動き出した。


第2章
「Webブラウザの自動化」という解決策

keyperson 石井 伸郎
現代表取締役社長
(2003年当時 西日本営業本部長)

WebEDIが抱える課題を、
どう解決すればいいか、
石井は模索していた

EDIという優れた受発注システムの最大のメリットが、
WebEDIの導入によって失われてしまう…

そんな時、何気なく見ていたテレビ番組で、工場作業用のロボットアームの動きに見入ってると…

三次元空間上の「人の手の動き」を座標軸で捉えてデジタル化し、ロボットが手の動きを再現していた。

人の手で行う作業を、ロボットアームが代替する。
同じように、人の手で行うブラウザ操作を、
代わりに操作するシステムができないだろうか?

問題解決のキーワードは WebEDIにおける”Webブラウザ操作の自動化”

当時、まだ存在しなかった
Webブラウザの自動化であったが…

早速、石井はこうした問題の打開策について、
システム開発の本岡に相談した。

すると

実は私もWebEDIに関しては、自動化へのニーズが
必ず出てくると思いました。製品化のための具体的な
ソリューションを詰めていたところです。

それならば、すぐにプロジェクトを組んで、
試作モデルの開発に取り掛かろう!

2003年11月 石井の即断で、Webブラウザ上の操作を自動化するユーザックシステムのオリジナルソフトの開発が始まった。

そして、2004年2月。のちのAutoブラウザ名人となる『WebEDI 受信名人』を販売開始。

こうして誕生した
Webブラウザ操作の自動化ソフト。
しかし、この『WebEDI受信名人』は
開発当初の想定とは
異なる方向へ進んでいくことになる。


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