受注データのダウンロード作業をRPAにて自動化。
システム部門の管理のしやすさを評価
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- 取引先のWebEDIサイトのダウンロード作業が手作業のため手間であった
- 事務処理でも手作業の定型業務が多数あった
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- ダウンロード、取込作業を自動化
- シナリオ作成のノウハウをため込み、今後様々な業務へ転用
– 導入の決め手 –
・メーカー直サポート
・メンテナンス性
・開発時の相談窓口
・安定稼働
・EDIサーバとの親和性
– 検討方法 –
・評価版による検証
・実演セミナーへの参加
食肉卸のG社は外食チェーンを筆頭に中食チェーン、GMS、コンビニ、百貨店など数多くの得意先があり、ほぼ全ての得意先でオンラインによる受発注(EDI)をシステム化しています。レガシー、流通BMSは「EOS名人」を利用してデータを自動で取得できますが、手作業によるブラウザ操作が必要なWebEDIが課題でした。
G社は食材の総合プロデュース事業を手がけており、得意先各社の受注情報をもとに海外調達のタイミングを図り、加工工場への指示などを行っています。そのため、受注情報の一元管理が必要で、WebEDIからダウンロードしたデータも、EDIサーバである「EOS名人」に取り込み、他社の受注情報と合わせて各種指示を出していました。
こうした一連の手作業を含む業務プロセスを効率化するため、G社はRPAに着目し、この業務が自動化できるかを検証しました。RPAツールの選定には情報システム部門が主体となり、様々な製品の比較検討が行われた結果、「Autoジョブ名人」を採用しました。
システム部門が重視したのはRPAの安定稼働です。ロボットが安定して稼働するためのシナリオのメンテナンス性が大切と考え、障害発生時の原因調査のし易さ、復旧時の相談窓口、エラーハンドリングをシナリオに組み込める柔軟性など、RPAの機能面だけでなく、安心して業務が自動化できるかという総合的な視点で判断されました。
RPA稼働後は情報システム部門が判断した通り、従来のEDIと同等の安定性を確保し、これまで手作業で行なっていたWebEDI操作の自動化を実現しました。
今後はシステム部主導でEDI以外の事務処理に適用範囲を広げていく予定です。