消費者の購買行動の分析に欠かせない
POSデータのダウンロードを自動化
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- POSデータの入手(サイトからのダウンロード)が手作業で、時間がかかっていた。
- 小売ごとに操作が異なるため、操作を覚えるのが大変であった。
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- データダウンロードを自動化し、モレなくタイムリーに取得できるようになった。
- 新たな小売や必要となるデータの種類が増えても、簡単な設定で対応可能となった。
「せっかく大きな投資をしてPOSデータ分析システムを構築しても、その元となるPOSデータの入手に手間取っていては、意思決定が遅れ、小売業への提案や新たな商品の開発にも影響し兼ねない」。このように振り返る食品メーカーB社のシステム担当者。
これまでB社は各小売企業やPOSデータ提供会社のWebサイトにアクセスしてデータを手作業でダウンロードしていました。ダウンロードといっても、ほしいデータを一括で入手できるわけではなく、小売店舗ごと、商品カテゴリごと、さらにさまざまな条件を設定したのちにようやくデータがダウンロードできます。全店、全カテゴリ含めると、ダウンロード回数は30から50にものぼり、毎日手作業でおこなうことは不可能なため、月1回ダウンロードしたデータで分析をおこなっていました。マーケティング部門の責任者は、もっとタイムリーで詳細な分析がしたいと、
システム担当者にリクエストしていました。
そこでPOSデータをダウンロードする一連の操作を自動化し、POSデータ分析システムを有効に活用するために検討を重ね、ブラウザ操作を自動化するしくみを構築し、この問題を解決しました。
競争が激しく、消費ニーズの変化に対応するには、POSデータのタイムリーな分析が欠かせません。そのデータ入手を自動化するしくみは、商品開発、営業戦略の立案などマーケティングの強い味方となり、今では毎日POSデータをダウンロードしています。